今年もやってきました、確定申告のシーズンですね。
国税庁のホームページに令和3年分(2021年分)の確定申告書等作成コーナーが公開されました。
令和3年分の確定申告
「確定申告書等の作成はこちら」のボタンを押してみます。
「作成開始」をクリックします。
4つの提出方法
「作成開始」をクリックすると、「税務署への提出方法の選択」画面になります。
提出方法は4パターンあります。
- 印刷して提出
- ID・パスワード方式
- マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)
- マイナンバーカード(2次元バーコード)
それぞれ簡単に見ていきましょう。
方式1:印刷して提出
数年前までは基本みんなこれでしたね。
郵送もできますが、私は基本直接税務署に出向いて提出していました。
係の人に一通り書類に目を通してもらって、控えの方にハンコをもらい完了。
方式2:ID・パスワード方式
2019年1月にスタートした提出方式です。
2018年分の確定申告からこの方式が始まりました。
マイナンバーカードやICカードリーダーがなくてもWEB提出が可能。
マイナンバーカードが普及するまでの暫定的措置という位置づけです。
事前に届け出をする必要があり、本人確認のため税務署に出向く必要がありますので、初回は完全に自宅からネット提出というわけにはいきませんが。
ちなみに私は2019年分の確定申告ではこの方式で提出しました。
当時まだマイナンバーカードを作っておらず、カードリーダーも入手していなかったので。
届け出のために一度税務署に行き、手続きをすませ、後日自宅からe-Taxで作成した確定申告書をネットで提出しました。
しかし、そのあとで追加資料を税務署の時間外収受箱に投函しに。。
方式3:マイナンバーカード方式(ICカードリーダライタ)
ID・パスワード方式と同じく2019年1月にスタート。
私は2019年度分はID・パスワード方式で、2020年分の確定申告はこの方式で行いました。
なんとか完了することができましたが、マイナンバーカードの設定が複雑で分かり難く、結構手こずりましたよ。
でも、還付金の振込はとても早く、ネット提出して2週間くらいで振り込まれました。
なのでやはりマイナンバーカード方式、おすすめです。
方式4:マイナンバーカード方式(2次元バーコード)
2022年1月からスタートした2次元バーコードを利用したマイナンバーカード方式。
パソコンの画面上に表示される2次元バーコードをスマホで読み取ることで、ICカードリーダライタを使用せず、e-Tax送信ができるようになりました。
2021年分の確定申告はこのスマホを使ったマイナンバーカード方式でやろうと思っています。
パソコンは推奨環境で
さっそく「マイナンバーカード方式(2次元バーコード)」をクリックしてみます。
すると、以下のようなメッセージが。
「ご利用中のブラウザでは、2次元バーコードを使用したマイオナンバーカード方式によるe-Taxをご利用になれません。」
「ブラウザをSafariに切り替えてください」
【使用環境】
- 使用しているパソコン:MacBook Air (M1, 2020)
- OS:MacOS Monterey 12.1
- ブラウザ:Google Chrome
指示にしたがい、Safari で入り直しました。
改めてSafari で2次元バーコードを使用したマイオナンバーカード方式を選択すると、またもやこんなメッセージが。
推奨環境を確認してみましたが、【MacBook Air M1/MacOS12】の場合の具体的な推奨環境は載っていませんでした。
「このまま次へ進む」を押して先に進みます。
年度と種類を選択
年度
作成する申告書等の選択の画面になります。
「令和3年分の申告書等の作成」を選択します。
種類
作成する申告書の種類を選択する画面になります。
4つのうちのいずれかを選びます。
所得税に関する確定申告であれば左2つのいずれかになります。
ご自身の状況に合わせて選択してください。
ちなみに私は給与所得もありますが、開業届も出しているので、左から2番め(青色確定申告)になります。
マイナポータル連携
「所」か「決 所」を選択すると、マイナポータル連携の選択画面になります。
- マイナポータルと連携する
- 連携しないで申告書等を作成する
「マイナポータルと連携する」を選択するのであれば、連携のための事前設定が必要となります。
まずは「事前設定を行う」と書かれたボタンをクリック。
事前設定
すると「マイナポータルの概要・事前設定の方法」のページが開きます。
まずはマイナポータル連携の概要。
マイナポータル連携とは、政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」を経由して、確定申告に必要な控除証明書等のデータを一括取得し、確定申告書の当該項目へ自動反映できる機能です。
これまで紙ベースで郵送されてきていた保険料の控除証明書などを見ながら記入していた手間がなくなり、便利になりそうですね。
当ページをさらに下へとスクロールすると、「マイナポータル連携の事前設定を行う」と書かれたボタンがあります。
これを押すとマイナポータルのサイトに移動します。
マイナポータルに移動
マイナポータルのページが開きました。
ログインはしていない状態です。
マイナポータルで以下の控除証明書等を取得することができます。
ただし、マイナポータルに対応している保険会社でなければ、マイナポータル連携で生命保険料の控除証明書を取得することはできません。
自分が契約している生命保険会社がマイナポータルに対応しているかを確認しておきましょう。
マイナポータルにログイン
マイナポータル連携の機能を使って各種控除証明書を取得するために、まずはサービスにログインします。
「利用者登録/ログインして使う」と書かれたボタンを押します。
すると、以下のようなポップアップが開きます。
ログイン方法は2通りです。
- ICカードリーダライタでログイン
- 2次元バーコードでログイン
どちらを選んでもよいのですが、最終的にe-Taxで作成した確定申告書をスマホの2次元バーコードを使ってネットで提出するつもりであれば、この機会に2次元バーコードを使える状態にしてしまいましょう。
事前の準備として、まずはスマホにマイナポータルアプリをインストールしておく必要があります。
いろいろと事前準備が多いですね。
めげずにがんばりましょう。
今回はここまでとします。
今後マイナポータルはさらに機能が充実し、をあらゆる目的で使っていくことになりそうです。
少しずつ使い方に慣れておくことにしましょう。
では、また次回☆