ゆうです。
年末調整控除書類について。
会社から送られてくる年末調整の書類は以下の3種類の書類。
- (扶)「扶養控除等申告書」
- (保)「保険料控除申告書」
- (基・配・所)「基礎控除申告書」兼「配偶者控除等申告書」兼「所得金額調整控除申告書」
今回は1枚めの「扶養控除等(異動)申請書」を見ていきましょう☆
扶養控除等申告書とは
送られてきたものは、2枚。
「令和3年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(1部)
そして、
「令和2年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」(1部)。
右の方にマル「扶」印がついていますね☆
ところで…
アレ?令和3年分??
今年は令和2年だけど…
そう思った方もいらっしゃるかもしれません。
コレ、大丈夫なんです、これで間違いありません。
令和3年分の方は、今年じゃなくて来年度の年末調整に使うものなんです。
来年毎月どれくらい源泉徴収を引いていくかの計算のもとになります。
扶養家族がいる場合
扶養家族がいたらこの書類に書きます。
控除の対象となる扶養家族とは、以下のような人たちになります。
- 扶養する配偶者:合計所得95万円以下(給与収入であれば150万円以下)
- 扶養する親族:16歳以上 合計所得48万円以下(給与収入であれば103万円以下)
- 障害者
以前はなかった「ひとり親控除」というものができました。
シングルマザー、シングルファーザーへの控除ですね。
そして今回から、「未婚でもOK」になりました☆
これは令和2年度の新しい改正の1つです。
さいごに、控除対象ではありませんが、0~15歳の扶養家族も一応書きます。
扶養家族がいない場合
扶養家族がいない場合、右上に自分の名前、住所を書き、ハンコを押して提出します。
年末調整する会社に提出
控除の対象となる扶養家族がいてもいなくても、その会社で年末調整してもらうなら提出します。
2箇所で働いている場合、提出するのは1箇所のみです。
提出した会社の方では、毎月の給料では安い方の税額で源泉徴収され、年末調整も受けることが可能になります。
提出は11月半ば~月末
諸事情で年末調整しなかった、という場合でも、自分で確定申告すればいいだけです。
税率が高くなる、、というのはありますが、
働き方が多様な現代、なにがメリットかよくわかりません。
今回の改正もそうなんですが、国は中長期的に会社員優遇をやめていく方針です。
これまでの常識だったり、一見得に見えることも、本当にそれでいいのか、得なのかどうか、わからなかったりします。
そのあたりはさておき。
ともかく、本年度の年末調整をしてもらうなら、控除申請書を完成させて会社に提出しましょう(1箇所ね☆)!
複数箇所から給与を得ているばあい、確認してくださいね。
提出期限は、早いところで11月半ば、多くのところが11月末あたりですよ☆